フリーランス・1人法人の賠償保険、月590円で済む方法があります

独立すると、業務上のトラブルはすべて自分の問題になります。

会社員であれば、納品物の不具合やデータ漏洩が起きたとき、会社が前に出て対応します。しかしフリーランスや1人法人では、賠償責任を負うのは自分です。請求額が数十万円、場合によっては数百万円になることもあります。

にもかかわらず、賠償保険に加入しているフリーランスは多くありません。手続きが面倒、費用がよくわからない、という理由が多いようです。

損害保険会社で見積もりを取ったら、毎月数千円のかけ金と言われ驚いたという人も。まだ売り上げが小さいスタートアップの時期に、そんな高額な固定費はかけたくないものです。

この記事では、実際にかかるコストと補償内容を具体的に見ていきます。

おそらく最安値で賠償保険に加入できます。

月590円で業務過誤まで補償される

フリーランス向けの賠償保険として最もコスパが高い選択肢の一つが、フリーナンスの「あんしん補償」レギュラープランです。

月590円(年払いなら年間5,880円)で、次の補償が受けられます。

補償の種類補償上限
業務遂行中の対人・対物事故最高5,000万円
納品物の欠陥による損害最高5,000万円
情報漏洩・著作権侵害・納期遅延など業務過誤最高500万円

引受保険会社は損害保険ジャパンです。

デザイナー・エンジニア・ライター・コンサルタントなど、成果物を納品する仕事をしている方にとって、情報漏洩や納期遅延まで補償対象になるのは重要なポイントです。こうした業務過誤のリスクは、対人・対物の事故よりも日常的に起こりえます。

登録すると仕事用口座も同時に持てる

フリーナンスに登録すると、GMOあおぞらネット銀行に自分名義の口座が開設されます。

これは通常の銀行口座とは異なり、クライアントからの報酬を受け取るための収納代行専用口座です。請求書に記載する振込先として使えます。

フリーランスとして独立したばかりの方や、個人名義の口座と仕事用口座を分けたい方にとっては、保険と口座が同時に手に入るのは実用的です。

無料プランとレギュラープランの違い

フリーナンスには無料プランもあります。ただし補償内容と適用条件が異なります。

Basicプラン(無料)レギュラープラン(月590円)
業務遂行中の対人・対物事故
納品物の欠陥による損害
業務過誤(情報漏洩・著作権侵害・納期遅延等)×
口座利用が補償の条件ありなし

無料プランで補償を有効にするには、フリーナンス口座への定期的な入金が必要です。一定期間入金がないとアカウントが休止状態になり、補償が止まります。

月590円のレギュラープランであれば、口座の利用状況に関係なく補償が継続します。確実に補償を維持したいなら、レギュラープランの方がシンプルです。

フリーランス協会と比べるとどうか

フリーランス向けの賠償保険として比較されるのが、フリーランス協会の一般会員制度です。年会費10,000円で賠償責任保険が自動付帯されます。

補償上限は1事故あたり最高1億円と、フリーナンスより大きい設定です。

ただし、賠償保険だけが目的であれば年間5,880円のフリーナンスの方が安く済みます。フリーランス協会の年会費には福利厚生・法務税務相談・セミナーなどが含まれており、それらを活用する前提なら割安感が出てきます。

フリーナンス(レギュラー)フリーランス協会個人で損保加入
年間費用5,880円10,000円数万円〜
業務過誤補償上限500万円1億円設計次第
仕事用口座ありなしなし
加入の手間会員登録のみ年会費の支払い代理店相談が必要

注意しておくべき点

補償が始まるまでに時間がかかる

登録した月の翌月から補償が開始されます(登録タイミングにより1日または15日から)。すぐには適用されないため、独立のタイミングに合わせて早めに登録しておく必要があります。

業務過誤の補償上限は500万円

大規模なシステム開発や多数の個人情報を扱う業務では、500万円では不足するケースがあります。受注金額が大きい案件を多く扱う方は、フリーランス協会や損保代理店との比較も検討してください。

どんな人に向いているか

向いている人向かない人
コストをできるだけ抑えたい高額案件・大量の個人情報を扱う業務が多い
デザイン・ライティング・コンサル等の成果物系業務補償上限1億円以上が必要
仕事用口座も一緒に持ちたいフリーランス協会の福利厚生も使いたい
まず保険に加入することを優先したい

まとめ

フリーランス・1人法人が賠償保険を選ぶとき、フリーナンスのレギュラープランは月590円という低コストで業務過誤まで含む補償を確保できます。

登録するだけで仕事用口座も同時に開設されるため、独立直後の方や業務用の口座を持っていない方にとっては一石二鳥です。

補償上限が気になる方や、大規模案件を多く手がける方はフリーランス協会との併用や損保代理店への相談も選択肢に入ります。まず保険に加入することを優先するなら、フリーナンスは現時点で最も手軽な入口です。

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長岡FP事務所代表社員

長岡FP事務所合同会社
代表社員 長岡理知

住宅専門FP・RAG型AIエージェント「Tally」シリーズの開発者。プロダクトエンジニア。インディーハッカー。

2005年にプルデンシャル生命へ入社。2009年から2011年まで大手ハウスメーカー専属FPとして活動し、2011年以降は数多くのハウスメーカーと提携。2020年に保険会社を退職し、長岡FP事務所を開業しました。

住宅専門FPとして約20年にわたり、累計5,200世帯を超える住宅購入相談を担当。ハウスメーカー選び、住宅ローン選び、ライフプランニング、生命保険の見直しを専門としています。

当社ブログでは、AI(LLM)を使用せず、すべての記事を本人が執筆しています。

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