住宅引渡しまであと1ヶ月・・・
ハウスメーカーから「火災保険はこちらで一緒にお手続きしますね」と言われて、なんとなくそのまま進めようとしていませんか?
あるいは、住宅ローンを借りる金融機関から「火災保険は当行提携のものに入ってください」と説明されて、断りづらく感じているかもしれません。
突然ですが、ここで一度立ち止まってみてください。
ハウスメーカー紹介の火災保険、金融機関提携の火災保険・・・これらは本当にあなたにとって最適なのでしょうか?
実は、火災保険は「住宅ローンを借りる金融機関」「家を建てるハウスメーカー」と何の関係もなく、自分で自由に選べる保険です。そして、自分で選んだ方が、保険料が大幅に安くなり、必要な補償を必要な分だけ揃えられるケースが大半です。
本記事では、住宅FP歴20年・5,000世帯超の相談実績を持つ筆者が、火災保険を「自由設計で自分で選ぶ」ことのメリットと、その具体的な方法を解説します。
火災保険はハウスメーカー・銀行で入らなければいけない?
まず、最も大切な事実をお伝えします。
火災保険は、ハウスメーカーや住宅ローンを借りる金融機関で加入する必要は、まったくありません。
自分で選んだ別の保険会社の火災保険でも、住宅ローンの審査・実行に何ら問題ありません。金融機関が求めているのは「火災保険に加入していること」であって、「自分のところで加入すること」ではないからです。
また、ハウスメーカーからの誘いを断ったからと言って、アフターフォローが手抜きになるということはありません。
火災保険は住宅ローンを借りる金融機関で加入しなくてもよい
これは損害保険会社の公式サイトでも明記されています。
火災保険は自由に選べる
火災保険は、住宅ローンを借りる金融機関やハウスメーカーで加入する義務はありません。自分で選んだ保険会社・商品で問題ありません。金融機関には「火災保険に加入したことが分かる証券」を提出すれば、住宅ローンの実行は問題なく進みます。
ではなぜ、ハウスメーカーや銀行は自社の火災保険を勧めるのか
理由は単純です。
ハウスメーカーも金融機関も、損保会社の代理店として火災保険を販売することで、代理店手数料という収益を得ているからです。
つまり、「お客様のために最適な保険」ではなく「自社の収益になる保険」を提案している、という構造があります。
もちろん、ハウスメーカー紹介の保険が必ずしも悪いわけではありません。手続きの手間が省けるメリットもあります。しかし・・・
あなたが本当に必要な補償と、不要な補償が混在したまま、割高な保険料で契約させられている可能性
があることは、知っておいて損はありません。
ハウスメーカー紹介の火災保険によくある「3つの落とし穴」
補償が「全部入り」になっていて割高
ハウスメーカー紹介の火災保険は、火災・落雷・破裂爆発・風災・雹災・雪災・水災・盗難・水濡れ・破損汚損――全ての補償がパッケージで含まれた「フルセット型」が多い傾向にあります。
しかし、たとえばマンションの上層階に住む方にとって、水災の補償は本当に必要でしょうか?
たとえば高台の戸建てで、ハザードマップ上も浸水リスクがゼロのエリアに住む方にとっても同様です。
不要な補償の保険料を5年・10年と払い続けることは、家計にとって大きな無駄です。
保険期間が長すぎて見直しできない
ハウスメーカー紹介の火災保険は、5年契約の長期一括契約を勧められることが一般的です。それを住宅ローンの諸経費に含めている場合もあるでしょう。
長期契約は1年あたりの保険料が安くなるメリットがありますが、
「途中で見直しができない」「他社へ乗り換えるタイミングを逃す」「家族構成や住まい方が変わっても補償が固定」という制約があります。
長期一括契約を見直そうとすると、住宅営業マンや金融機関、保険営業マンから「損をします」と言われ、自分に向いていない契約を続けることになりがちです。
「言われるがまま」契約になりがち
住宅引渡しの直前は、引っ越し準備・登記手続き・住宅ローン手続きなどでバタバタしているものです。
そんな中で「火災保険はこの内容で進めますね」と言われて、深く考えずにサインしてしまう方が、本当に多い。
私が20年のFP相談で何度も見てきた光景です。
そして数年後、家計を見直すタイミングで「えっ、この火災保険、こんなに払ってたの?」と気づく―こういうパターンが、後を絶たません。
「自由設計」で必要な補償だけ選ぶという選択肢
近年、ハウスメーカー紹介の火災保険ではなく、自分でWebから加入できる「自由設計型」の火災保険が広がっています。
代表的なのが、日新火災海上保険(東京海上グループ)の「お家ドクター火災保険Web」です。
自由設計型火災保険のメリット
- 必要な補償だけを選んで、保険料を節約できる
- 申込みはWebで完結、代理店、保険営業マンとの打ち合わせは不要
- 営業電話・訪問勧誘なし
- 解約する時もしがらみなし
- 東京海上グループの安心の事故対応(24時間365日)
- インターネット割引5%、指定工務店割引3%など各種割引あり
- 保険期間は1年自動継続または5年から選択可能
保険料はどれくらい変わるのか
日新火災「お家ドクター火災保険Web」の保険料例を見てみます(公式サイト掲載の参考事例)。
| 物件タイプ | 月額保険料の例 |
| 一戸建て(木造)70㎡・東京 | 月1,020円〜 |
| マンション 70㎡・東京 | 月180円〜 |
※算出条件:築年数5年、保険金額(戸建1,760万円・マンション1,320万円)、補償内容により異なります。詳細は日新火災公式サイトの見積もりでご確認ください。
ハウスメーカー紹介の火災保険は、補償内容や保険期間、建物構造にもよりますが、5年一括で20万円〜40万円が一般的なライン。
一方、自由設計型で必要な補償だけ選ぶと、5年トータルで10万円〜20万円程度に収まることが多いようです。
5年で10万円以上、保険料の差が出るケースも珍しくありません
自由設計の火災保険でなければ、特に「水災補償」が外せないケースもあり、結果的に高くなりがちです。
日新火災「お家ドクター火災保険Web」の特徴を整理する
ここでは、自由設計型火災保険の代表例として、日新火災「お家ドクター火災保険Web」の特徴を整理します。
特徴1:補償を自由に選べる
基本補償(火災・落雷・破裂爆発)は必須ですが、それ以外の補償は自由に選択できます。
- 風災・雹災・雪災(オプション)
- 水災(オプション、浸水リスクが低い高台や上層階マンションなら不要)
- 盗難・水ぬれ等(オプション)
- 破損・汚損等(オプション)
- 個人賠償責任(オプション)
- 地震保険(オプション)
- 家財補償(オプション)
ご自宅の立地・構造・家族構成に応じて、必要な補償だけ選べます。「全部入り」より圧倒的に保険料が抑えられる仕組みです。
指定工務店特約で修理業者の心配不要
火災保険を使って修理する際、「どの業者に頼めばいいか分からない」という不安を持つ方が多いです。
特に中古物件の場合は、ハウスメーカーと付き合いがないため、業者選びに困ることがあるでしょう。新築したときのハウスメーカーが既に倒産・廃業している場合もあります。
近年は、火災保険を使った修理を巡る悪質業者・詐欺まがいの勧誘も社会問題になっています。いわゆる火災保険請求コンサルタントを名乗る詐欺業者です。
こういう悪質業者には絶対に、何ひとつ依頼しないでください。「火災保険の請求を代行する」というのは弁護士だけしか認められません。弁護士以外が行うのは違法行為で、契約者である自分が、損保会社全社から取り扱い禁止の処分がくだります。また、詐欺業者が紹介する修理業者もまたぼったくりをする悪質工務店です。
「お家ドクター火災保険Web」の指定工務店特約をセットすれば、日新火災が安全で優良な修理業者を案内してくれるため、業者選びで悩む必要がありません。しかも、この特約をセットすると保険料が3%割引になります。
東京海上グループの事故対応
ネット型保険というと「事故時の対応が不安」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、日新火災は東京海上ホールディングスのグループ会社です。事故対応は24時間365日受付、全国の拠点に駐在する専門スタッフが迅速に対応します。
公式サイトによれば、事故対応サービスの総合的な満足度は95.0%(2024年度のアンケート)。
ネット型ながら、メガ損保グループのバックアップで、対応の質は安定しています。
【Web完結】申込みはWebで5分から
見積もりは公式サイトで5秒から。建物の構造・所在地・床面積を入力するだけで、保険料の目安がすぐに分かります。
詳細な申込みも、Web上で完結。代理店との面談、対面手続き、押印などは一切不要です。
- 公式サイトで保険料シミュレーション(約5分)
- 申込み情報の入力・建物確認書類のWeb提出(約10分)
- 日新火災にて書類確認(2〜3日)
- お支払いご案内メールで保険料決済(約3分)
- ご契約成立
建物構造、床面積、設定する保険金額などを入力する部分が最も難しいため、ご不明であれば、長岡FP事務所までご相談いただければすぐにアドバイスいたします。
こんな方におすすめ
こんな人におすすめ
- 新築・中古住宅の購入予定で、ハウスメーカーや金融機関の提案にモヤモヤしている方
- 現在の火災保険が満期を迎え、見直しを検討している方
- 必要な補償だけ選んで、保険料を節約したい方
- 営業電話・訪問なし、Web完結で契約したい方
- 保険金請求時の安心感を求める方
- 水災リスクが低い高台・上層階マンションに住む方
- 指定工務店特約で修理業者の心配を減らしたい方
こんな方はWeb保険ではなく、長岡FP事務所にご相談ください
以下のような場合は、ウェブ保険に加入できないことがあります。
- 店舗併用住宅、空家、築40年以上の物件にお住まいの方
- 別荘・別宅、長屋・テラスハウス
- 賃貸物件
- マンション1棟全体、共用部分の保険を検討中の方
- 対面で詳しく相談しながら決めたい方
このようなケースは一度長岡FP事務所にお問合せください。
よくある質問
Q. 住宅ローンを借りる銀行に自分で選んだ火災保険を届け出る必要はある?
あります。
住宅ローン契約時に「火災保険証券のコピー」を提出すればOKです。
ただし、一部の金融機関では「金融機関を質権設定の対象とする」など特殊な条件がつくケースがあります。事前に銀行側に「火災保険は自分で選んだものに加入しますが問題ないか」と確認するのが確実です。
Q. ハウスメーカー紹介の火災保険を断ると、家の建築に支障が出ませんか?
出ません。火災保険の加入先は、家の建築・引渡しと何の関係もありません。
「ハウスメーカーの提案を断りにくい」と感じるかもしれませんが、断っても建築工事や引渡しには一切影響しません。
住宅営業マンは火災保険の契約よりも、家の契約の方がはるかに重要です。火災保険を断ったからと言って嫌な態度になることは通常ありません。
「火災保険は自分で加入しておきますね」と一言伝えるだけで十分です。営業マンが引き渡し時に火災保険に加入したかどうか確認することもありますので、そのときは保険証券を見せてあげてください。
Q. 保険期間は何年がいいですか?
お家ドクター火災保険Webの場合、1年自動継続と5年から選べます。
5年契約のほうが1年あたりの保険料は安くなります。一方、1年自動継続なら毎年見直しがしやすいというメリットがあります。
家族構成・住まい方が安定しており、補償内容に納得しているなら5年契約。今後数年で変化が予想されるなら1年自動継続―というのが目安です。
Q. 地震保険も同時に加入できますか?
できます。お家ドクター火災保険Webでは、地震保険を火災保険と同一の保険期間で設定可能です。
地震保険は単独では加入できず、必ず火災保険とセットでの加入になります。
火災保険は「自分で選ぶ」のが当たり前の時代
ポイントを整理します。
- 火災保険はハウスメーカー・金融機関で加入する義務はない
- ハウスメーカー紹介の保険は「全部入り」で割高になりがち
- 自由設計型なら必要な補償だけ選んで保険料を節約できる
- 日新火災「お家ドクター火災保険Web」はWeb完結で東京海上グループの安心感
- 申込みは5秒の見積もりから始められる
住宅購入は人生で最も大きな買い物の一つです。その家を守る火災保険を、なんとなく言われるがままに契約するのではなく、自分の家・自分の家族・自分の住まい方に合わせて、自分の意思で選ぶ――これが、これからの当たり前になります。
ハウスメーカーや銀行の提案にモヤモヤを感じたら、ぜひ一度、自由設計型の火災保険を比較検討してみてください。5年・10年で家計に大きな差が出てきます。




























